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FAREWELL STYLE

お別れのカタチ100

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有終の美を飾るスタイルは、ひとつじゃない。

あなたは自分が死んだときに、どんなお葬式を挙げてほしいですか?
遺された家族になにをしてあげたいですか?あるいはもしあなたの愛する人が亡くなったとしたら?
老若男女100人が答えた「お別れのカタチ100」。斎苑の有終の美を飾るスタイルは百人百様です。

  • 自分のお葬式は
    こんなふうに送ってほしい
  • 両親や連れあいなど、
    大切な人をこんなふうに送ってほしい
  • 遺された遺族のために
    こんなことをしてほしい
  • #001 68歳男性

    万歳三唱で見送って欲しい。

    死出の旅路というじゃないですか。別れがしめっぽくちゃ、未練が残る。あっちの世でもうまくいくように最後は万歳三唱で景気よく見送ってほしいね。

  • #002 23歳女性

    ペットともお別れしたい。

    犬や猫はお葬式場に入ってはいけないの?シロとクローバーだって、親や兄弟と同じくらいわたしの大切な家族。お葬式にはちゃんと参列してほしい。

  • #003 38歳女性

    メイクで10歳は若返らせてほしい。

    お葬式って女性にとっては試練。故人は何十人もの参列者に顔をのぞかれるわけでしょう?死化粧がキメ手。「いつまでも若かったね」っていわれるのが理想です。

  • #004 45歳男性

    お経を通訳してやってほしい。

    お経は日本人が聞いてもわからない。ましてや外国人にはのろいの呪文に聞こえると思う。わたしの葬式には海外の友人も来るはず。彼らにお経を翻訳してやってほしい。

  • #005 28歳女性

    家族といっしょに旅立ちたい。

    あの世ってほんとうにあるのかな。もしあるならひとりでそんな怖い場所へ行くのは心細い。いつでも家族の顔が見れるように、棺には家族写真を絶対入れて!

  • #006 32歳男性

    わたしの思い出喫茶を。

    大げさな葬式場は必要ない。友人が自由に集まれる部屋がひとつあればいい。お茶やコーヒーで一息つきながら思い出話を語る空間。わたしの「思い出喫茶」です。

  • #007 36歳女性

    天国への船出を祝ってほしい。

    お葬式は天国へと向かう出航式だと思う。フェリーが港を出るときに、見送り客が空に風船を飛ばすでしょう。あんな感じにわたしの霊柩車を見送ってほしいな。

  • #008 26歳男性

    Tシャツやセーターで参列するお葬式。

    お葬式は家族や友達と最後に会う日。他人行儀にあらたまった感じじゃなんか寂しい。みんなには普段着で来てほしい。夏はTシャツ。冬はセーターで。

  • #009 42歳男性

    家族がそばにいてくれるだけで、しあわせ。

    かしこまった儀式は不要。立派な祭壇も必要ない。参列者も少なくていい。ただひとつ、いままでいっしょに暮らして来た家族がそばにいてくれるだけで満足。

  • #010 52歳女性

    家族にお金を遺せるお葬式を。

    わたしの死で大変な思いをするのは、わたしじゃない。家族だ。もうこの世にいない自分のために無駄なお金を使うことはない。家族にお金を遺せる葬式を頼みたい。

  • #011 45歳男性

    お義理でお参りには来てほしくない。

    義理やおつきあいは大切。でも、自分の最後のときぐらいは気の置けない仲間だけで過ごしたい。わたしのお葬式には親友数人だけ呼んでくれれば十分だ。

  • #012 55歳女性

    会葬者一人ひとりにメッセージを贈る。

    家族。地元の親友。高校の恩師。戦場の同僚や上司。振り返れば大勢の人に支えられてきたわたしの人生。お葬式では最後にみんなに感謝の手紙を渡したい。

  • #013 42歳男性

    会葬礼状を直筆で書きたい。

    葬式はいつも突然。みんな仕事や用事をわざわざキャンセルして来てくれる。会葬者にはまごころを伝えるのが礼儀というもの。会葬霊場は自分で前々から書くつもり。

  • #014 45歳男性

    参列者をもてなすお葬式パーティーをしたい。

    お葬式の主役は故人じゃないと思う。お葬式は故人が生涯お世話になった人びとにお礼をする場じゃないかな。わたしの葬式は恩人をもてなすパーティーにしたい。

  • #015 33歳女性

    旦那がつくる卵チャーハンを最後に食べたい。

    お供え物って、死んだ人はちゃんと食べられるんですよね?だったら、わたしの大好物を供えてほしい。ケーキにあんころ餅に…でもいちばんは旦那の卵チャーハン。

  • #016 38歳女性

    丹精して育てた花たちに包まれたい。

    お葬式の花は菊じゃなきゃダメ?できればわたしは自分のお気に入りの花たちに囲まれたい。供花には庭で育てている鉢植えやプランターの花を使ってほしいです。

  • #017 25歳女性

    白雪姫と7人のこびとのイメージで。

    身にまとうのは純白のドレス。棺には透明なクリスタル製。式場はお花畑のように。って少女趣味?でももし早死にしたらこのくらいしてもらわなきゃ報われない。

  • #018 25歳男性

    パレードのような葬列で最後を飾ってほしい。

    昔は霊柩車ではなく、棺をみこしに納めてみんなで墓までかついだと祖母から聞いた。おみこし、いいじゃない。僕の最後には華々しいパレードで飾ってほしいな。

  • #019 26歳女性

    いちばん“わたしらしい姿”で最後を迎えたい。

    いわゆる白装束や死化粧は嫌。最後の場面も位置ものわたしで迎えたい。身につけるのはお気に入りの服にヒールにアクセサリー。化粧もナチュラルメイクで。

  • #020 36歳男性

    最後のコーナーもバイクで風を切りたい。

    愛車のバイクは俺の足も同然。三途の川もコイツと渡りたいほど。葬式には絶対この相棒も飾ってほしい。火葬場までの道も霊柩車じゃなくてコイツで送ってくれ。

  • #021 21歳女性

    わたしに手向ける花は、おいしい花を。

    死者だってお腹はすくと思う。いただくのがお花だけじゃ飢え死にしちゃう(笑)わたしに手向けてくれる供花はイチゴや旬の果物がなった、おいしいお花を。

  • #022 35歳男性

    長生きできるお葬式を。

    たぶん自分が死ぬときは、友人たちもいい年寄りになってるだろう。お葬式はバリアフリーで。腰掛けは多く。血圧測定器やAEDもあるとお年寄りにやさしいね。

  • #023 28歳女性

    祖母にもらった着物を着せてほしい。

    _

    お葬式って成人式と似ていると思う。次の世界へ進むためのたいせつな式典。だから最後の日も晴れ姿でのぞみたい。式のときは大事にしている着物を着せてほしい。

  • #024 48歳男性

    遺族が疲れないお葬式を。

    式の段取りに参列者へのあいさつ、通夜の炊き出し、焼香の順番決め。ただでさえ心が弱ってる家族にお葬式の準備は酷。家族がラクできるお葬式を頼みたい。

  • #025 28歳男性

    遺影の代わりに似顔絵を飾りたい。

    お葬式では、遺影が自分の顔。わたしの最後の印象が、目が半開きの笑顔じゃ悲しい。遺影は似顔絵にしようと思う。自分らしさが伝わる絵をプロに頼んでほしい。

  • #026 28歳男性

    自分で棺をデザインしたい。

    棺桶は、人が最後に入る家だと思う。デザインをやっている人間としては大切な家を赤の他人にまかせておけない。自分が入る棺桶は自分でデザインしたい。

  • #027 32歳男性

    タキシードで正装してお棺に入りたい。

    死者はお葬式で大勢の人と「ご挨拶」する。死んだからといって失礼な格好で人前には出られない。式当日はフォーマルなスーツで決めようと思う。

  • #028 78歳男性

    最後の朝もいつもの玄関から出発したい。

    生まれてこのかた我が家から離れたことがない。78年間ずっと「いってらっしゃい」と見送ってくれた玄関。最後の朝もこの我が家の玄関から旅立ちたい。

  • #029 31歳女性

    遺影には20代の頃のお見合い写真を。

    遺影の写真はみんなの記憶にずっと残るもの。できれば年老いた姿ではなくて、きれいな印象でおぼえてもらいたい。遺影には若いころのお見合い写真を使ってほしい。

  • #030 19歳女性

    メル友のコも呼んでほしい。

    お葬式は友だちと会える最後のチャンス。ひとりでもたくさんの友だちにお葬式に来てほしい。まだ会っていないメル友のコも最後に顔を見たいなぁ。

  • #031 29歳男性

    映画の1シーンのような埋葬にしてほしい。

    墓場に降りそそぐ雨。大きな黒傘をさす牧師。まわりに集う喪服の人びと。アメリカの映画に出てくる埋葬シーンにあこがれる。ぜひわたしの葬式では埋葬を。

  • #032 46歳男性

    最後に夕焼けを見たい。

    赤い夕日を見ると子どもの頃を思い出す。懐かしさでこころが凪いでいく。あの世へ旅立つそのとき。小心なわたしは動揺するだろう。最後に夕日を見せてほしい。

  • #033 45歳男性

    白山に骨をまいてほしい。

    山に登ると自分の存在がちっぽけになる。自然の一部になった気がする。わたしは死とは自然に還ることだと思う。遺骨は母なる自然のなかへまいてほしい。

  • #034 67歳男性

    一人ひとりに謝りたい。

    まわりを顧みず好きなことばかりやってきた67年。思えばいろんな人に迷惑をかけた。あの世へ行く前にきちんと謝っておきたい。わたしの葬式は懺悔の式だ。

  • #035 25歳男性

    アルプスの高原でお葬式を挙げたい。

    葬式場の雰囲気って暗くない?死って、人生というレースのゴールを切った瞬間。もっとすがすがしい気分になれる場所がいい。たとえばアルプスの高原のような。

  • #036 56歳男性

    お世話になった人に直接お礼をいいたい。

    生前葬というやつがあるでしょう。死ぬ前にお葬式を挙げるやつ。お世話になった人びとには自分の口から「ありがとう」を言いたい。わたしのお葬式は生前葬で。

  • #037 24歳女性

    野球部の最後の打ち上げを開いてあげたい。

    休日には欠かさず野球部に通っている兄。お葬式はそんな兄とチームメイトの最後の円陣だと思う。会場には大会の写真を飾って、打ち上げのような雰囲気にしたい。

  • #038 42歳女性

    親子で川の字になって寝たい。

    さびしがり屋の母。通夜のときに家族と離れてひとりで棺のなかに寝かすのはかわいそう。家族の間に母をはさんで、みんなで川の字になって寝てあげたい。

  • #039 32歳男性

    いままで言えなかったことを伝えたい。

    その日で最後だと思うと父には伝えたいことがいっぱいある気がする。「ありがとう」とか「ごめんなさい」とか。普段言えないことを手紙に書いて棺に入れたい。

  • #040 35歳男性

    通夜と葬儀のほかに「お別れ時間」を。

    故人が友人と会えるのはお葬式で最後。通夜と葬儀の数時間だけでは都合が合わず会えない人もいると思う。もっと自由に参加できる「お別れ時間」があるといい。

  • #041 45歳男性

    式場に「思い出カフェ」をつくってほしい。

    昔の思い出話は、お葬式を和ませる花。故人もみんなと懐かしい話に花を咲かせたいと思う。式場にはアルバムや年表を飾った「思い出カフェ」があるといい。

  • #042 36歳女性

    孫からじぃじばぁばに最後の成長発表会を。

    いまでは父と母のいちばんの楽しみは孫3人の成長。ふたりのお葬式には孫一人ひとりから声をかけさせたい。孫からじぃじばぁばへの最後の成長発表会です。

  • #043 40歳女性

    最後に家族団らんを叶えてあげたい。

    入院中の祖母は点滴生活。ろくに食事が採れません。もし亡くなったときは最後に家族そろっての食卓を叶えてあげたい。もちろん献立ては祖母のいちばんの大好物です。

  • #044 62歳男性

    純潔の花で妻をつつんであげたい。

    ユリの花言葉は「純潔」「無垢」という。妻にはいままでいっぱい苦労をかけた。あの世へはぜんぶ忘れて旅立ってほしい。妻の棺にはユリの花でいっぱいにしてやりたい。

  • #045 43歳女性

    父が安眠できる家のような雰囲気を。

    父は昔の人間。いわゆる「まくらが変わると眠れない」タイプ。セレモニーホールの大きな会場のなかでは安眠できないと思う。家にいるような雰囲気の式場が理想です。

  • #046 50歳男性

    お葬式場を映画館にしてほしい。

    笑いあり。涙あり。母の一生はほんとうにドラマみたいな人生だと思う。お葬式に過去のビデオや写真でつくった映画を流すのが、母の最後にふさわしい。

  • #047 33歳女性

    最後に白鳥の湖を踊らせてあげたい。

    母は元バレエダンサー。バレエ人生で唯一の心残りは白鳥の湖でプリマドンナを演じられなかったこと。母のお葬式では、白い花の舞台と衣装で夢を叶えてあげたい。

  • #048 42歳女性

    お葬式を動物王国にしてほしい。

    母は無類の犬・ネコ好き。ペットはどんどん増えていまや12匹。お葬式にみんなを連れていくのはムリだから、せめて写真や動物のぬいぐるみで母を囲んであげたい。

  • #049 35歳男性

    大工が納得する棺や祭壇をつくってほしい。

    親父は大工の棟梁。棺や祭壇は特注で上等なものをつくらないと、天国で会ったときに叱られそう。棺の上には長年愛用したカンナやノコギリなどを乗せてあげたい。35歳男性

  • #050 49歳女性

    いつもの晩酌みたいなお葬式を。

    夫とは毎日ふたりで晩酌するのが日課。葬儀の日も夫は特別なことを望まないと思う。いつもの飲み屋友だちと昔話をつまみにお酒を交わす。そんな友人葬が理想かな。

  • #051 28歳女性

    わたしのピアノの伴奏で母を送ってあげたい。

    ピアノはわたしと母の絆。昔はふたりでよく連弾をしたものです。お葬式は最後に母とヂュエットできる場。わたしが弾く葬送曲で母を送ってあげたいです。

  • #052 52歳女性

    親に恩返しをさせてほしい。

    体のお清め、お化粧、納棺…etc普通は業者のかたがしてくれると思います。でも自分の親のときはできるだけぜんぶ自分がしたい。それがわたしなりの恩返しです。

  • #053 35歳男性

    「ありがとう」の花束を母に渡したい。

    「わたしの葬儀は立派じゃなくていい。花が1本あればいい」という母。たとえ供花1本だけでも、感謝の気持ちの花束を母へ渡せるようなお葬式にしたい。

  • #054 28歳男性

    母の望みどおりのお葬式を挙げたい。

    亡くなる前に本人にお葬式の希望を聞くのはおかしいでしょうか。でもお葬式は母の人生のしめくくり。できるだけ母の望みを叶えてあげたいと思っています。

  • #055 35歳男性

    和太鼓のはやしで父を送り出したい。

    出棺のときのサイレン。あれは決まりごとなんでしょうか。わたしの父の趣味は和太鼓。最後の門出は勇ましい和太鼓の響きで父を送り出してあげたい。

  • #056 65歳女性

    夫の最初で最後の個展にしてあげたい。

    決して夫の絵はうまいとはいえません。絵ごころは小学生といい勝負。でも夫が描きつづけた風景画は彼の人生のデッサン。お葬式は彼の初めての個展にしてあげたい。

  • #057 38歳女性

    通夜と葬式の間に“お色直し”をしてあげたい。

    おしゃれ好きな72歳の母。1日に2度着物を替えることも彼女には普通。お葬式の間ずっと同じ白装束では母に叱られる。母には最後も着物道楽をさせてあげたい。

  • #058 62歳男性

    ウエディングドレスを着せてあげたい。

    妻と結婚したときは貧乏中。ろくに式も挙げられなかった。50歳を過ぎて式は挙げたが、いまさらドレスは恥ずかしいといって着ずじまい。なんとか最期に着せたいなぁ。

  • #059 36歳女性

    父に最後の天体観測をさせてあげたい。

    星座は父にとって酒のつまみ。晴れた日には必ず父はワイン片手に天体観測をする。わたしは神様に父の通夜の快晴を祈る。父に最後の流星群を見せてあげたい。

  • #060 32歳女性

    ラジオで競馬中継を流してあげたい。

    競馬なんか大キライ。夫の競馬狂のおかげで家計は苦しいし、休みはつまらないし。でも競馬中継を聞く夫はイキイキしている。お葬式に流したら生き返るかも(笑)。

  • #061 24歳女性

    ハワイに連れて行ってあげたい。

    ハワイは母の元気の源。病院を退院したら絶対行くというのが最近の母の口ぐせ。もし行けなかったらお葬式はハイビスカスと白い砂でいっぱいにしてあげたい。

  • #062 25歳女性

    お葬式はどんちゃん騒ぎにしてあげたい。

    ちょっと不謹慎でしょうか。わたしの父は大の酒好き。お葬式を挙げるとしたら、宴会のような式にしてあげたい。旨い酒あり。肴あり。無礼講のお葬式です。

  • #063 58歳女性

    夫の“子ども”をみんな集めてあげたい。

    夫の“子ども”はぜんぶで1000人以上。子どもは子どもでも教え子ですが。夫にとって受け持った生徒さんは我が子同然。葬式には全員を呼んであげたい。

  • #064 43歳女性

    毎日飲むコーヒーの香りで式場をいっぱいに。

    主人の血液はたぶんコーヒー。飲む量は毎日7杯以上。豆や挽き方の知識はプロ以上。もし主人のお葬式を挙げるなら、最上級のコーヒー豆の香りで会場を満たしたい。

  • #065 30歳男性

    韓流のお葬式を挙げたい。

    ブームは終わったというのに母はまだ韓流熱。いい加減やめてほしいが、ヨン様を知ってからの母が若返ったのも事実。お葬式も韓流にするのが彼女の本望だと思う。

  • #066 

    遺骨を世界旅行へ連れて行ってあげたい。35歳男性

    15カ国を回ったライカのカメラはいまは押入れのなか。母は入院してから実家の沖縄にさえ行っていない。わたしは母が亡くなったらいっしょに旅に出ようと思う。

  • #067 23歳男性

    15年乗っていた愛車で火葬場まで送りたい。

    いまやジープは父の相棒。ふたりは15年のつきあいになる。もし父が亡くなったらジープもさびしいにちがいない。最後の父のドライブもあいつに任せたい。

  • #068 52歳男性

    200年家族を見守るために。

    家の庭にブナの木を植えてほしい。ブナは200年以上生きるという。ブナの大木はわたしの分身。家族を大きな傘に入れて見守る役目をブナの木に託したい。

  • #069 55歳男性

    家族の葬式疲れを癒してほしい。

    葬式は体力勝負。家に帰ったころには家族はぐったり疲れているだろう。感謝の意味もこめて家族の労をねぎらいたい。温泉旅行を最後にプレゼントしてほしい。

  • #070 63歳男性

    わたしの物をぜんぶ処分してほしい。

    家族にわたしの死をいつまでも引きずってほしくない。遺品は悲しみの糸口になる。頼めた義理かわからないが、わたしの私物はひと思いに処分してやってくれ。

  • #071 68歳男性

    法要のしかたを教えてやってほしい。

    息子はお経も読めない不信心の輩。ろくに法事の意味や段取りも知らないだろう。すまんが息子に四十九日や一周忌のやり方を手とり足とり教えてやってほしい。

  • #072 55歳女性

    喪主の挨拶をレクチャーしてほしい。

    できれば夫のためにだれでもできる挨拶を教えてやってください。夫は極度のあがり性。葬式の喪主の挨拶のことを想像したら、わたしは死んでも死にきれない。

  • #073 56歳女性

    娘にカウンセラーをつけてほしい。

    わたしも経験があるんですが、親が死んだときの悲しみは想像以上のもの。取り乱すこともあると思う。まだ若い娘たちに悲しみを癒してくれるカウンセラーを。

  • #074 68歳男性

    妻の茶飲み友だちになってほしい。

    わたしが死ぬと家には妻ひとり。頼みの綱の息子たちは東京にいるからあてにならない。他人に頼むのも悪いが葬式後もちょくちょく家に顔を出してくれるとうれしい。

  • #075 38歳男性

    遺族の心をわかってほしい。

    なんで葬儀会社の人ってあんなに無表情で淡々としているんだろう。もっと遺族の傷つきやすいこころをわかってほしい。葬式には人のこころがわかる人を。

  • #076 45歳女性

    法事の手配も代わりにやってほしい。

    四十九日や一周忌はつい忘れてしまうもの。法要の段取りや準備もたいへん。まだ若い娘たちの代わりにその都度会場の手配や供花の用意をしてくれると助かります。

  • #077 52歳男性

    喪中は気にしなくていい。

    どうして喪中なんてあるんだろう。死んだ人間のために1年も不自由な思いをするなんておかしい。わたしが死んだときは喪中なんて気にするなと家族に伝えてくれ。

  • #078 57歳男性

    葬式の段取りを先に自分で決めたい。

    死ぬ前に自分の式の打ち合わせをしてもいいかな。たとえば焼香の順番や葬式の連絡範囲。こんなのは本人が一番知っていること。家族に余計な苦労をかけたくないんだ。

  • #079 27歳女性

    おふくろの味を食べさせてあげたい。

    息子は1歳。ごはんはまだミルク。もしもわたしが死んだら息子は母の味を知らないことになる。息子が成長したら、わたしのレシピを再現して食べさせてほしい。

  • #080 48歳男性

    時の流れを家族に教えてあげてほしい。

    家族に花の種を送ってほしい。時は悲しみを癒してくれるというでしょう。家族が育った花を見て、わたしの死から時間が経ったことに気づいてくれるはずですから。

  • #081 31歳男性

    娘に父の顔を知らせたい。

    娘はまだ2歳。いまわたしが死んだら娘の記憶には父の顔が残らないだろう。娘の将来のためにも彼女が10歳になったときにわたしからのビデオレターを渡してほしい。

  • #082 52歳女性

    通夜にいつもの夜食を。

    徹夜の通夜はたいへん。息子たちは仕事もあるのになんだか心苦しい。夜食をつくってねぎらいたい。通夜ではわたしの手料理を再現して家族に食べさせて。

  • #083 50歳男性

    息子の人生の節目を支えたい。

    息子は高校生。大学受験、就職、結婚。これからの人生の大切な節目を親として支えてあげられないのが切ない。その時々に私からのエールの手紙を渡してもらえたら…。

  • #084 62歳男性

    一族円満の機会をつくってほしい。

    死んでいく者にとって一族郎党の円満がいちばんの願い。葬式や法事は皆が顔をあわすいい機会。遠方の親戚たちには折々の航空券や切符を送ってください。

  • #085 50歳男性

    親孝行を叶えてほしい。

    この歳になって親孝行らしい親孝行をしていない。せめてハワイ旅行にでも連れて行ってやりたいのだが。わたしが死んだら自分からだといって旅行券を渡してほしい。

  • #086 28歳女性

    わたしの生まれ変わりを母に。

    母はわたしを片腕ひとつで育ててくれました。親不孝にもわたしが先に死んだときの母が心配。どうかわたしの生まれ変わりだといってかわいい仔猫を母にあげて。

  • #087 27歳女性

    生きていることを伝えてほしい。

    人は死んでも、思い出はなくならないはず。もしわたしが死んだら彼にいままで撮った写真や宝物を渡してください。わたしはあなたのなかに生きてるって伝えて。

  • #088 58歳男性

    家族葬とお別れの会を別々に。

    仕事柄、わたしの葬式には何百人と客が押し寄せるだろう。家族を弔問の相手で疲れさせるのは忍びない。家族は家族で式を挙げて、弔問の式と分けてやってほしい。

  • #089 61歳男性

    孫を代わりに甘やかしてほしい。

    孫を甘やかすのが年寄りの仕事。息子夫婦の教育はすこしきびしすぎる。もしわたしたちが死んだら孫たちの甘やかし役として、おもちゃを買ってあげてほしい。

  • #090 35歳男性

    代わりに息子とキャッチボールを。

    プロ野球の選手になるのが息子の夢。休日はキャチボールをするのが息子との男の約束。わたしが死んだら、たまにでもいいから息子の球を受けてほしい。

  • #091 31歳女性

    わたしの恋人のフリをしてほしい。

    三十路を過ぎて未婚。恋人ナシ。このままわたしが死んだら親が不憫に思ってひどく悲しむと思う。だれかわたしの恋人だと名乗り出て、少しでも親を慰めてください。

  • #092 25歳男性

    天国からのバースデーメールを。

    誕生日の午前0時ちょうどにバースデーメールを送るのが彼女との約束事。僕が死んだら来年の誕生日だけでいいから、携帯からメールを送ってあげてほしい。

  • #093 68歳女性

    子どもたちのあたらしい親を探して。

    家には8匹のネコやワンちゃんがいます。わたしがいなくなったらあの子たちはみなし子。どうかわたしの子どもたちのあたらしい親を探してください。

  • #094 48歳男性

    一周忌は家族の慰安旅行に。

    相続の手続きに法事にあいさつ回り。わたしが死んだら家族にはいろいろ面倒をかける。一周忌はわたしからの謝恩会。和倉あたりの温泉で家族をもてなしたい。

  • #095 38歳男性

    大人になった息子に、人生のアドバイスを。

    息子はまだ下の毛が生えたばかり。女や仕事の話をなんにもしてやれない。あいつがもう少し大きくなったときに、俺からの手紙を渡してくれないか。

  • #096 37歳男性

    息子が成人を迎えたときに乾杯を。

    息子が20歳の門出に酌をしてやるのが男親の務め。もし自分が死んでも、これだけは果たしたい。成人の日にはわたしからだといって酒を贈ってくれないか。

  • #097 33歳男性

    天国から息子に誕生日祝いを。

    息子の誕生日には必ずケーキとわたしからの祝福のメッセージを届けてほしい。我が子の誕生日は死んでも忘れたくないし、忘れてないことを子どもに伝えたい。

  • #098 45歳男性

    家族に一枚の絵を贈ってほしい。

    やはり家族はわたしの死を悲しむだろうか。もしそうなら家族に一枚の絵を贈ってほしい。絵はひとつの心を無条件に癒してくれる。セザンヌかゴッホがいいだろう。

  • #099 29歳女性

    家族をホッとさせてほしい。

    わたしの死で家族をあまり悲しませたくない。ウソでもいいから、「わたしの人生に後悔なんかひとつもなかったよ」という手紙を家族に渡してあげたい。

  • #100 32歳女性

    夢の国への地図を渡してほしい。

    子どものときから大好きで集めた100冊の絵本。絵本は子どもたちが夢の国へ行くための地図。わたしが死んだら、ひとりでも多くの子どもたちにこれを渡してください。